平成11年、千葉県で7番目の救命救急センターとして認可を受けた、北総救命。今では救急専従医23名(うち救急医学会指導医4名、同専門医10名)を有する施設に成長しました。多くの救命救急センターがER型の施設にシフトする中、我々は三次救急患者をメインターゲットとしています。特に体幹部・四肢外傷においては、救急室での初療から外科治療、集中治療、一般病棟管理を一貫して自施設で診療。入院患者の8割超が外傷によるため「外傷センター」に、ほぼ特化しています。
千葉県ドクターヘリ基地病院、千葉県基幹災害拠点病院としても活躍。北総救命は、地域の救急・災害医療の中心的な役割を担っています。また、大学病院としての使命を果たすべく、医学教育・研究活動にも注力。たとえば、これからの医学生、臨床研修医、専攻医等の育成に欠かせない、よりプラクティカルな救急医療教育を進めています。また、種々のメーカーとの医工連携による共同研究、様々な集中治療領域の治療評価などを通じて、新しい外傷治療の開発を目指しています。
「常識を超える発想と実行力」こそが、北総救命の強み。「Beyond the Theory」を合い言葉に掲げています。常に「あるべき救急・災害医療の姿」を思い描き、診療・教育・研究に邁進する。そうした決意を表現し、北総救命のロゴの右上には、赤いラインが走ります。